江戸小紋の買取り相場はオークションではいくらなの?
江戸小紋を売る事を検討しているのならまずは買取り相場を知っておきましょう。
ネットオークションで売る場合の相場を調べてみると平均五千円程度でした。
中古の江戸小紋の最高値は黒岩秀硯の訪問着で22万円で売る事ができてます。
最も最安値は1円からありますから品物によって価格の幅が広い事が分かります。
ちなみにこの数字はあくまで目安に過ぎませんのでご注意ください。
江戸小紋を高く売るのなら着物に詳しい鑑定士のいる着物買取店がベターです。
査定は無料なので、提示額が満足いくものなら売る事を検討しましょう。
江戸小紋の特徴を徹底解説
江戸小紋とは、全体的に細やかな模様・柄が入っている着物で、1974年5月25日に伝統的工芸品としても認められています。
元々江戸時代に諸大名が正装として着用していた裃の模様付けによって生まれた着物だと言われています。
大名達は他の大名よりも目立とうと、模様も段々豪華なものになっていったのですが、ここで江戸幕府は大名達の張り合いがあまりにも過熱してきたため、規制を加えるようになりました。
大名達はそれでも他の人と張り合おうと、遠くからは無地に見られるよう、より細かく繊細な模様付けが行われるようになったのです。
こうして小紋が誕生しました。
江戸小紋は一つの種類であり、東京染小紋の一種とされています。
参考:東京染小紋買取り
もう一つ、東京おしゃれ小紋と呼ばれるものがありますが、こちらはかなり現代的で自由なものが多いです。逆に江戸小紋は基本的に江戸時代から用いられてきた代表的な小紋の模様を使い、さらに単色染めの絹しか用いないといった特徴を持っています。
江戸小紋で用いられる代表的な模様というのはいくつか存在します。
例えば、「鮫」は細かい点が打たれていて、半円がいくつも重なっているように見える模様は、江戸小紋の代表的模様と言える種類です。
また、礼を尽くすという意味で点がななめ45度に並んで打たれている模様を、「行儀」と言います。
鮫と行儀はどちらも非常に細かい点が打たれていて、遠くから見ると無地にしか見えません。
この他にも通しやあられ、筋ものなどがあり、いずれも細かく繊細な模様となっています。
江戸小紋は様々なシーンで活用することができる着物ではありますが、他の小紋に比べると格の高い着物になってきます。
一つの紋付がされているものに関しては略礼装となるため、礼装ほどフォーマルなところに限られるわけではありませんが、例えば身内だけで行われる格式張っていない結婚式やパーティーなどには江戸小紋は最適だと言えるでしょう。
また、江戸小紋は柄が細ければ細かい程、格式の高い模様だと言われており、中でも上記で紹介した鮫や行儀、さらに点ではなく小さな正方形が並んでいる角通しは「江戸小紋三役」とも呼ばれ、他の江戸小紋の模様に比べても格式の高いものになります。
江戸小紋を高値で売るコツ
江戸小紋を高値で売るコツは、やはり良い状態のまま保管しておくことがポイントになってきます。
シミや汚れが付着しているとどうしても見た目が悪くなってしまい、高値で売る事が難しくなってしまいます。
また江戸小紋への知識豊富なお店に鑑定してもらう事も重要です。
その点、着物買取店には着物への造詣の深い鑑定士がいるのでおすすめです。
着物の専門家に見てもらいその真価を鑑定してもらいましょう。